電気のこれからを考える「場」

家庭で使う電気を乾電池でまかなうとどれくらい?

1日に使う一世帯当たりの平均電力消費量は8,700Wh。全て単3乾電池でまかなうとすると、約4,000本が必要になります。
これを、もっと電気使用量の多い工場やオフィスなどで考えると、想像をはるかに超える乾電池が必要です。
家庭で使用する電気を乾電池でまかなったときの電気代を考えてみましょう。乾電池1本100円とすると、1日で約40万円もかかる計算になります。1カ月で約1,200万円。とても日常生活を支える電源として成立しません。工場やオフィスでは桁違いの電気代になり、モノの値段が劇的に高くなってしまいます。
また、乾電池の購入から搬入・搬出、設置における場所の確保という点からも現実的ではありません。
現在、電力会社から電線を通じてお届けしている電気は効率よく貯めておくことはできませんが、安全、安定的に安価な電気をお届けしています。

生モノである電気を「安く大量に貯める」ための蓄電技術は研究開発の段階です。実用化はもう少し時間がかかりそうです

現在、どのような蓄電技術が開発されているの?

近年は、太陽光発電や風力発電など天候に左右されて出力が変化する再生可能エネルギーの増加を見越して、系統電源が安定するよう発電量と電力消費量のバランスを取り、充電・放電が繰り返しできる蓄電システムの開発が進んでいます。
すでにいくつかの実証実験も行われており、より低コストで長寿命、安全性の確保と高効率を追求するとともに、多用な用途での展開や海外での競争力強化を目指した技術開発が行われています。
現在、蓄電システムの大規模なものとしては「NAS電池」や「リチウムイオン電池」などが用いられていますが、より高性能な蓄電池として「リチウム硫黄電池」や「金属︲空気電池」などの開発も行われています。
蓄電技術の開発は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)など急速に電化を進める自動車産業にも欠かせない、将来の大切なエネルギー基盤です。
昼夜の電気料金の差を利用した家庭用蓄電池といった小規模な蓄電技術は実現しました。しかし、大容量の電気を安く、効率よく貯められる大規模な蓄電システムは、コスト的にまだまだ高いため、エネルギー密度※3を高めて、よりコンパクトにすることで、さらなるコストの低減が必要です。

※3:単位容積当たりに取り出せるエネルギー

現在、蓄電システムのコスト削減を目指した研究開発が進められています

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