電気のこれからを考える「場」

クロースアップ

グループ一体となり、
さらなる積極的な取り組みへ

「トップインタビュー」で触れた中部電力グループによる再生可能エネルギーへの取り組みについて、最近完成した発電所やこれから完成予定の発電所を中心に、今後ますます期待の高まる、再生可能エネルギーの現状と展望を、ここではさらに詳しく紹介する。

中部電力グループの再生可能エネルギー事業

水力発電

安定的な電力量を期待できることから開発を進めており、開発候補地において小規模化・奥地化し、経済性を確保していくためには、さまざまな検討、対策が必要となる。コストダウンに努めつつ、一般水力や維持流量発電の継続的な開発に取り組む。

A. 須砂渡(すさど)水力発電所

砂防ダムを利用した発電所は、電力会社として初めてである。

  • 発電方式:ダム式(未利用落差発電)
  • 所在地:長野県安曇野市
  • 運転開始月:2010年9月
  • 最大出力:240kW
  • 年間発電量:約150万kWh(一般家庭約460世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間800t-CO2に相当
  • ダム所有者:長野県
須砂渡水力発電所

B. 徳山水力発電所

  • 発電方式:1号機/ダム水路式 2号機/ダム式(維持流量発電)
  • 所在地:岐阜県揖斐郡揖斐川町
  • 運転開始月:1号機/2016年3月 2号機/2014年5月
  • 最大出力:1号機/139,000kW 2号機/24,300kW
  • 年間発電量:約3億kWh(一般家庭約9万6000世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間15万t-CO2に相当
  • ダム所有者:水資源機構
徳山水力発電所

C. 新串原水力発電所

  • 発電方式:ダム式(維持流量発電)
  • 所在地:岐阜県恵那市串原
  • 運転開始月:2015年6月
  • 最大出力:230kW
  • 年間発電量:約170万kWh(一般家庭約520世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間900t-CO2に相当
新串原水力発電所

D. 清内路(せいないじ)水力発電所

  • 発電方式:流れ込み式発電
  • 所在地:長野県下伊那郡
  • 運転開始月:2022年度(予定)
  • 最大出力:5,600kW
  • 年間発電量:約2,700万kWh(一般家庭約8,200世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間13,000t-CO2に相当
清内路水力発電所

E. 安倍川水力発電所

  • 発電方式:水路式/流れ込み式発電
  • 所在地:静岡県静岡市葵区
  • 運転開始月:2022年度(予定)
  • 最大出力:7,100kW
  • 年間発電量:約3,800万kWh(一般家庭約11,700世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間18,000t-CO2に相当
安倍川水力発電所

F. 丹生川(にゅうかわ)水力発電所

  • 発電方式:ダム式(維持流量発電)
  • 所在地:岐阜県高山市丹生川町
  • 運転開始月:2016年6月
  • 最大出力:350kW
  • 年間発電量:約210万kWh(一般家庭約640世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間1,100t-CO2に相当
  • ダム所有者:岐阜県
丹生川水力発電所
これまで利用していなかった水を、発電に生かしていく

「維持流量」とは、下流の河川の自然環境を保護するために、ダムから一定量放流される水のこと。その水を利用した発電を「維持流量発電」といいます。発電に使用した水流は、従来通り放流するため、下流の河川には影響を及ぼさないのが特長です。
現在では、丹生川水力発電所、新串原水力発電所、秋神水力発電所などで、維持流量発電の積極的な導入に取り組んでいます。

秋神水力発電所
秋神水力発電所。秋神ダムの右岸直下に設置されている水車。ダムから放流される水を有効活用して発電する維持流量発電でグループ会社のシーテックが運営。

太陽光発電

中部電力だけではなく、グループ各社でこれまで太陽光発電事業に取り組んできており、それぞれが培ってきた技術力や知見、実績を生かしながら、引き続き太陽光発電の開発に向けた取り組みを進めている。

G. メガソーラーかわごえ

  • 所在地:三重県三重郡川越町(川越火力発電所構内)
  • 運転開始月:2017年5月
  • 最大出力:7,500kW
  • 年間発電量:約1,140万kWh(一般家庭約3,700世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間5,600t-CO2に相当
  • メガソーラーたけとよ(運転開始月:2011年10月)より移設

H. メガソーラーいいだ

  • 所在地:長野県飯田市
  • 運転開始月:2011年1月
  • 最大出力:1,000kW
  • 年間発電量:約100万kWh(一般家庭約320世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間400t-CO2に相当

I. メガソーラーしみず

  • 所在地:静岡県静岡市清水区
  • 運転開始月:2015年1月
  • 最大出力:8,000kW
  • 年間発電量:約840万kWh(一般家庭約2,700世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間4,300t-CO2に相当
鹿児島県霧島市太陽光発電所
鹿児島県霧島市太陽光発電所。ゴルフ場跡地を利用した出力17,000kWの発電所で、2016年12月から売電を開始。トーエネックは、中部地域はもとより九州、関東、北海道でも発電事業を展開しており、今後も太陽光発電を中心に全国で積極的に再エネの開発に取り組んでいく。

風力発電

グループ会社と一体となり、陸上風力の導入拡大に努めながら、他事業者と共同で、秋田港・能代港での洋上風力発電の開発可能性調査を進めている。

J. 御前崎風力発電所

  • 所在地:静岡県御前崎市
  • 運転開始月:2010年2月・2011年1月
  • 最大出力:22,000kW
  • 年間発電量:約6,200万kWh(一般家庭約19,900世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間29,000t-CO2に相当
御前崎風力発電所
エリア外へも積極的な取り組み

国内でも有数の風況の良い地域である秋田県で、合計出力14·5万kW(秋田港6·5万kW、能代港8·0万kW)の着床式洋上風力発電の計画を想定。
現在、中部電力をはじめとする14社が共同で、「秋田洋上風力発電株式会社」を立ち上げ、開発可能性調査を実施しています。

新青山高原風力発電所
新青山高原風力発電所。シーテックの第三セクター会社である青山高原ウインドファームでは、三重県津市および伊賀市の青山高原一帯に既設も含め総出力80,000kWの国内最大の風力発電所を有し運転している。同発電所は、既設の風力発電所での運転・保守管理の知見を生かし、地球温暖化防止やエネルギーの多様化に努めるとともに、地域経済の活性化、地元雇用の促進など地方創生の推進に寄与している。

バイオマス

武豊火力発電所での取り組みをはじめ、木質バイオマス発電など、グループ一体となり、さらに開発を進めていく。

K. 武豊火力発電所5号機

  • 使用燃料:石炭・木質バイオマス燃料混焼
  • 所在地:愛知県知多郡武豊町
  • 運転開始月:2022年3月(予定)
  • 最大出力:107万kW
  • バイオマス発電電力量:約12億kWh/年(一般家庭約38万世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間約90万t-CO2に相当

L. 四日市火力発電所

  • 使用燃料:木質バイオマス
  • 所在地:三重県四日市市
  • 運転開始月:2020年4月(予定)
  • 最大出力:49,000kW
  • 年間発電量:約3.8億kWh(一般家庭約12万世帯の年間使用量に相当)
  • CO2削減効果:年間約16万t-CO2に相当

M. 多気バイオパワー/中部プラントサービス

  • 使用燃料:木質バイオマス
  • 所在地:三重県多気郡多気町
  • 運転開始月:2016年6月
  • 最大出力:6,750kW
  • 年間発電量:約5,000万kWh(一般家庭約16,000世帯の年間使用電力量に相当)
  • CO2削減効果:年間2.6万t-CO2に相当
多気バイオパワー/中部プラントサービス
愛知県バイオマス発電施設
愛知県「豊川浄化センター汚泥処理施設等整備・運営事業」のバイオマス発電施設(2017年2月運転開始)。
シーエナジーを含めた特別目的会社「愛知クリーンエナジー」が運転を受託。また、半田市において、シーエナジーとフルハシEPOの共同出資による特別目的会社「CEPO半田バイオマス発電」を設立。2019年10月の運転開始を目指して、2017年10月より建設工事を開始する予定。

地熱発電

グループ会社による、地熱発電所建設に向けた開発可能性調査の実施など、グループ一体となり、さらなる開発可能性調査を進めていく。

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